水虫はうつる?
水虫は白癬菌(はくせんきん)が原因ですが、風邪のウィルスや細菌とは違いますので空気感染することはありません。また、さわったり足の裏をくっつけたりしても、それだけですぐに水虫はうつるものではありません。ただし、白癬菌が付着した後に長時間放置していることで、白癬菌が皮膚に入り込むと水虫になる可能性が出てきます。
水虫の人の足から剥がれ落ちた角質層やアカの中には白癬菌がたくさんいます。この、白癬菌を含んだアカを水虫でない人が踏むと足に付きます。
とくに風呂上りなど足が湿っていると付きやすいです。そして足が湿った状態のまま靴下を履いたりして、白癬菌が足に付いたまま長時間過ごすと、水虫に感染してしまうのです。
皮膚の新陳代謝で角質が剥がれ落ちるときに、白癬菌も一緒に堕ちてしまえば、水虫にはならないですみます。また、白癬菌が人の皮膚に入り込むまでに、2~3日はかかります。その間に毎日風呂に入り、足をきちんと洗えば、水虫になることは防げます。
白癬菌が多くいる場所は、バスマット、スリッパ、畳、じゅうたん、寝具などです。ですから、水虫に最も感染しやすい場所は家庭であるといえます。水虫は家族からうつされるケースが最も多いのです。実際に水虫の人が住む家で、白癬菌が足の裏にどのくらい付着するか調べた皮膚科の先生がいます。
その結果、居間やキッチンのフローリングの床、寝室の畳み、トイレのスリッパ、風呂場の足拭きマットなどいたるところに大量の白癬菌が撒き散らされていて、素足で踏むと、菌が容易に足につくことが分かりました。日本では、家の中で靴をはいている人は少なく、たいてい素足で生活しています。ですので、水虫の人が同居している場合、家の中で感染する機会はかなり多くなります。
このように、水虫は家庭内で感染場所を着々と広げていきます。夫から妻へ、妻から夫へ、そして親から子へ、菌は宿主をふやしていきます。家族に一人、水虫の人がいれば、水虫に感染している人がほかにいてもおかしくありません。なお、60歳以上になると、2人に1人が水虫にかかっているというデータも一部あります。お年寄りと同居している家庭は、子供にうつさないよう注意しましょう。
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